パイプ/ストリング; パイプ/ストリングのシミュレーション - Yamaha VL1-m Owner's Manual

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パイプ/ストリング
パイプ/ストリング
ここでは、 「管または弦が鳴る」 ということをシミュレーションするための部分、 「パイプ/ストリング」 につ
いて説明します。
パイプ/ストリングのシミュレーション
68  第4章 VL1-mを知る − パート2
次のような管 (パイプ) にある流速を持った空気を送り込むと、 空気が次のように動
きます。
ある流速を持った空気が流入
管の端で少しエネル
ギーを損失して反射
ある流速を持った空気が管に入ると、 その空気は左右に振り分けられます。 この後、
左右の管の端にぶつかることで少しエネルギーを損失し、 入口に戻ってきます。
戻ってきた空気の一部は、 再び入口から出ようとします。 このため、 入り続けている
空気の流速に影響を与え、 次の瞬間、 新しい流速を生み出します。 (これがドライ
バーが算出する波動です)
擦弦楽器でも同様に、 弓で作られたゆれは、 弦の端 (ブリッジやフレットなど) で反
射し、 戻ってきます。 さらにこれが弓に影響を与え、 波動を生み出します。
このように、 ドライバーからパイプ/ストリングに波動が送り込まれているとき、 管
または弦は 「共振」 をはじめます。 これが、 楽器音のメインとなる音です。
このとき、 管の全長が音程を決定します。 (トロンボーンを思い浮かべていただくと
すぐに理解できると思います) ただし、 ドライバーの状態によっても音程は変化しま
すので、 ご注意ください。
この状態で持続
管の端で少しエネル
ギーを損失して反射

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