62 第4章 Vl1-Mを知る − パート2; Va音源のしくみ; 物理モデル - Yamaha VL1-m Owner's Manual

Yamaha virtual acoustic tone generator owner's manual
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VA音源のしくみ
VA音源のしくみ
ここでは、 VA音源のしくみを順番に説明していきます。 VA音源を知る上で大切なことですので、 じっくり読み
進めてください。
物理モデル
62  第4章 VL1-mを知る − パート2
VA音源は、 今までのシンセサイザーの音源とは根本的に異なります。
今までのシンセサイザーは、 あらかじめ作られた単純な波形を合成することで楽器の
音を作り出してきました。 VA音源は、 先に仮想の楽器を本体内に設計し、 その楽器か
ら出る音をシミュレーションすることで音を作り出します。 この 「仮想の楽器」 のこ
とを 「物理モデル」 と呼びます。
本機で使用するボイスは、 サックスやフルートなどの管楽器をはじめ、 バイオリンや
ギターなどの弦楽器、 その他ミュージックシーンで使用するさまざまな楽器を物理モ
デルのボイスデータとしてディスクで供給いたします。
供給された物理モデルのボイスによっては、 実在しないような楽器になっています。
さらにユーザーサイドで物理モデルの周辺を加工することで好みの音に変更するこ
とができます。
注 意
・物理モデルを作り出すためには、 多くの設定と知識が必要です。 本機では、 物理モ
デルそのものを作り出すことはできません。 供給された物理モデルを基にさまざま
な加工を行う仕様となっています。 したがって、 全くの白紙の状態から音色を作り
出すことはできません。 また、 同じようなボイスでも、 設定に準備された要素が異
なる場合は、 同じコントローラーを使っても効果は異なります。

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