4.2.5 付属装置 (一般的な付属装置について)
点検項目
1.投入コイル (CC)
電圧引きはず しコイル (SHT)
2.補助スイ ッ チ (AX)
3.電動チャージ装置 (MD)
4.不足電圧引きはず し装置 (UVT)
5.安全シ ャ ッ タ (SST)
6.セルスイ ッ チ (CL)
7.メ カニカルイ ンターロ ッ ク (MI)
4.3 遮断後の点検
遮断器が過負荷電流もしくは短絡電流を遮断した場合は、4.2項の定期点検項目を点検してください。
判定基準を満足していれば再使用可能です。
事故原因が確認され除去されるまでは、遮断器の再投入を行わないでください。
ただし、大電流遮断と想定されるときはできるだけ速やかな更新を推奨いたします。
なお、更新までの期間は異常な温度上昇やその他の異常に注意してご使用ください。
参考として下表に遮断電流の大きさと処置について示します。
遮断電流の程度
1. 定格電流の6倍以下の電流遮断
(長限時、 短限時領域)
2. 定格遮断電流の70%程度以下の電流遮断
(短限時、 瞬時領域)
3. 定格遮断容量に近い大電流遮断
(注) 1.トリップの原因はETRのトリップ原因表示LEDにより遮断電流の程度が判断できます。
2.事故電流の大きさが想定できないときは、4.3項の3により処置してください。
点検方法
電気操作
るこ と
AXa、 AXbの導通確認
電気操作
「取扱説明書」 記載の使用電圧範囲内で
電気操作
できる。 定格電圧から暫減し45%になるま
でには引きはずさ れるこ と
引出し、 挿入操作
(1) 部品の破損がないこ と
(2) 支障な く 引出し、 挿入操作がで きる こ と
引出し、 挿入操作
「断路位置」 、 「試験位置」 、 「接続位置」
で確実に切換るこ と
ト リ ッ プピンと レバーのギ ャ ッ プ確認
遮断器のダメ ージ程度
(1) 目視では外観上の異常が認め られない程度
(2) 接点の消耗やすす等による汚れも軽微
(1) 排気孔がすすによ り全体的な汚れが見える程度
(2) 接点、 消弧室も全体的に若干のダメ ージを受ける
程度
(1) 排気孔がすす等によ り全体的にかな り汚れる
(2) 接点、 消弧室もかな りのダメ ージを受ける
判断基準
定格電圧範囲内で支障な く確実に動作す
遮断器の開閉に応じて確実に切換るこ と
規定時間 (5秒以内) に確実にチャージを
完了するこ と
定格電圧の85%電圧印加で確実に投入
0.2〜1.2mm (付属取付要領書参照)
再使用可能
定格電流での開閉寿命については1.2項参照
再使用可能
4.2項の判断基準を満足しているこ と を条件に、 使用可能
です。
(1) 速やかな更新が望ま しい
(2) 速やかに更新できない場合は、 4.2項の判断基準を
処理方法
動作異常の時は当社へ連絡願います
動作異常の時は当社へ連絡願います
動作異常の時は当社へ連絡願います
動作異常の時は当社へ連絡願います
部品が破損している時は当社へ連絡願います
①破損部品が引出し、 挿入操作を妨げている と
きは破損部品を除去する
②引出し、 挿入操作ができない時は当社へ連絡
願います
動作異常の時は当社へ連絡願います
調整不能の時は当社へ連絡願います
処置方法
満足しているこ と を条件に、 定格電流を低減して使用
する等注意して使用する
なお、 追加試験と して遮断器の主回路充電部につい
て耐電圧試験を定格絶縁電圧の2倍の2000Vで実
施し、 異常なきこ と
ただ し早急に更新するこ と
J − 35