点検・保守
1.点検、更新の目安 .................................... 32
2.外観、構造 ............................................. 33
3.点検前の準備 .......................................... 33
点検・保守の項目と必要頻度は使用条件により異なりますが、マニュアルの内容を熟読の上、十分な点検・保守を行ってください。
●点検・保守は、専門知識を有する人が行ってください。
感電のおそれがあります。
●点検・保守は、上位遮断器を切(OFF)し、電気がきていないことを確認して行ってください。
感電のおそれがあります。
やむを得ず電源を切らないで行う場合はゴム手袋をはめゴムマットを床にしき絶縁された靴をはき、絶縁された工具を使って行っ
てください。このとき充電部に近づくことになりますので人体と充電部との絶縁には充分ご注意ください。
なお通常の開閉などの操作部はモールド部材で充電部から絶縁されており安全です。
1. 点検、更新の目安
〈目的〉
点検:遮断器の点検の目的は異常個所の早期発見、消耗劣化部品の適時更新により遮断器の性能維持と寿命による事故を未然に防ぐこ
とにあります。
保守:遮断器の性能を維持するために、注油など定期的な保守が必要となりますので、当社サービス部門へお問合せください。期間 (点
検周期) は定期点検2回に1回の割合で行なってください。
1.1 使用期間、使用環境による定期点検・保守と更新の目安
初期点検は使用開始後1ヶ月後に1回、その後は使用環境に応じて定期点検を行なってください。
1
空気がいつも清潔で乾燥している場所
標準使用環境
2
屋内で塵埃等の少ない場所、 腐食性ガスのない場所
亜硫酸、 硫化水素、 塩分、 高湿等のガスが含まれ、 塵埃の
1
少ない場所
1日の平均周囲温度が35℃ を超える場所
悪環境
2
人間が長時間おれず腐食性ガス、 塵埃の特にひどい場所
1.2 開閉回数による点検と更新の目安
形名
通電開閉回数
AE630-SW
AE1000-SW
AE1250-SW
AE1600-SW
AE2000-SWA
AE2000-SW
AE2500-SW
AE3200-SW
AE4000-SWA
AE4000-SW 3P
AE5000-SW 3P
AE6300-SW 3P
AE4000-SW 4P
AE5000-SW 4P
AE6300-SW 4P
※1 電流の大小にかかわらず電流を入切する場合は通電開閉とする。
※2 開閉回数による保守の目安は各機種共2000回毎です。
J − 32
使用環境
点検の目安
無通電開閉
※1
回数 ※2
500回毎
2,000回毎
150回毎
100回毎
50回毎
1,000回毎
100回毎
500回毎
4.点検について .......................................... 33
5.異常現象に対する処置方法 ........................ 36
注 意
具体例
防塵及び空調された電気
室など
防塵及び空調のない個
別電気室の配電盤及び
箱入りのもの
地熱発電所、 汚水処理場、
製鉄 ・ 紙 ・ パルプ工場等
化学薬品工場、 採石場、
鉱山現場等
定格開閉耐久回数 (回)
通電
無通電
5,000
20,000
23,500
1,500
18,500
1,000
19,000
500
19,500
9,000
1,000
4,000
点検の目安
保守の目安
更新の目安
定期点検
2 〜3年に1回
2回に1回
約7〜15年
1年に1回
2年に1回
約3〜7年
半年に1回
1年に1回
約1〜3年
製品性能
過負荷開閉耐久回数
合計
電流
25,000
20,000
定格電流の
6倍
10,000
5,000
約15年
開閉回数
12回
3回