Yamaha DME24N Service Manual page 89

2-1-2-2 電気的測定条件
特に指定しないときは下記の条件とします。
・0dBu=0.775Vrms とします。
・PHONES LEVEL 設定はMIN( 「0 」 表示位置)としま
す。
・アナログ出力の負荷は、CH1 〜 8 OUT：600 Ωと
します。
・ANALOG IN/OUT 特性検査を実施する際には、本
体前面のUSB ケーブルは非接続とします。 また、 本
体背面の各ループバック治具( B N C ケーブル、
REMOTE 治具、 MIDIケーブル)も非接続とします。
2-1-2-3 アナログ CH1 〜 8 IN → CH1 〜 8 OUT
(WORD CLOCK 「INT 96kHz 」時の検査)
測定個所...アナログ CH1 〜 8 OUT
測定方法...C H n 入力からアナログ信号を入力し、
CHn 出力から出力される信号を計測しま
す。 (n=1 〜 8 )
ダイアグモードに入り、測定項目に応じ
て｢TEST CASE:#x｣を選択し （2-1-2-1 ダイ
アグモード設定方法 参照） 、 「ENTER」 を
押します。
a. HA-GAIN：MIN (HA-GAIN 設定 =｢10dBu｣) 時の特性
検査
「TEST CASE:#1｣を選択し （2-1-2-1 ダイアグモードの
設定方法 参照） 、 「ENTER」を押します。
① 電圧利得
入力周波数 入力レベル 規定出力レベル
1kHz ＋ 10dBu
② 周波数特性
測定方法...1kHz を基準として、各入力周波数におけ
る相対値を計測します。
入力周波数 入力レベル 規定出力レベル
20Hz ＋ 10dBu
40kHz ＋ 10dBu
③ ノイズレベル
測定方法...CHn 入力を 150 Ωで終端します。CHn 出
力から出力されるノイズレベルを計測し
ます。 (n =1〜8)
許容範囲
− 82dBu 以下
④ CH 間レベル差
①，②で測定した各 CH(CH1 〜 8)間利得差の範囲を
以下の様に規定します。
許容範囲
1dB 以内
許容範囲
＋ 4dBu ＋ 4 ± 2dBu
許容範囲
＋ 4dBu − 1.0 〜＋ 0.5dB
＋ 4dBu − 1.0 〜＋ 0.5dB
⑤ 隣接 CH 間クロストーク
⑤−１. 奇数 CHn から偶数 CHn+1 へのクロストーク
(n=1,3,5,7)
測定方法...CHn++1 入力を 150 Ωで終端します。CHn
入力に下記の信号を入力し、CHn+1 出力
で の 漏 洩 信 号 レ ベ ル を 測 定 し ま す 。
(n=1,3,5,7)
入力周波数 入力レベル
（奇数チャンネル）
1kHz ＋ 28dBu
⑤−２. 偶数 CHn から奇数 CHn-1 へのクロストーク
(n=2,4,6,8)
測定方法...CHn-1入力を150 Ωで終端します。 CHn入
力に下記の信号を入力し、 CHn-1出力での
漏洩信号レベルを測定する。 (n=2,4,6,8)
入力周波数 入力レベル
（偶数チャンネル）
1kHz ＋ 28dBu
⑥ 最大出力
入力周波数 入力レベル
（参考値）
1kHz ＋ 30dBu
⑦ 全高調波歪率
入力周波数 入力レベル 出力レベル（参考値）
1kHz ＋ 20dBu
20Hz ＋ 20dBu
40kHz ＋ 20dBu
b. HA-GAIN：MAX (HA-GAIN 設定 =｢− 60dBu｣) 時の
特性検査
｢ENTER｣を押し、 一旦 「TEST CASE No.選択モード」
に戻ります。
｢TEST CASE:#2｣を選択し（2-1-2-1 ダイアグモード設
定方法 参照） 、 「ENTER」を押します。
① 電圧利得
入力周波数 入力レベル 規定出力レベル
1kHz − 60dBu
② 周波数特性
測定方法...1kHz を基準として、各入力周波数におけ
る相対値を計測します。
入力周波数 入力レベル 規定出力レベル
20Hz − 60dBu
40kHz − 60dBu
DME24N/DME64N
出力レベル 許容範囲
（参考値） （偶数チャンネル）
＋ 22dBu − 58dBu 以下
出力レベル 許容範囲
（参考値） （奇数チャンネル）
＋ 22dBu − 58dBu 以下
規定出力レベル 許容範囲
（歪率）
＋ 24dBu 0.01% 以下
許容範囲
＋ 14dBu 0.01% 以下
＋ 14dBu 0.01% 以下
＋ 14dBu 0.02% 以下
許容範囲
＋ 4dBu ＋ 4 ± 2dBu
許容範囲
＋ 4dBu − 1.0 〜＋ 0.5dB
＋ 4dBu − 1.0 〜＋ 0.5dB
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