Yamaha AD8HR Service Manual page 52

AD8HR
2. [d05] HA GAIN TRIM 初期値設定 (手動)
準備 各 CH に基準信号(+6dBu)を入力します。
GAIN エンコーダでテストプログラム番号[d05]を選択し、 [+48V]キーを押すとHA GAINTRIM 初期値設定が実行さ
れます。また、ターミナルソフトから、
AD8HR_DIAG>5
と入力しても実行されます。 (Enter 入力不要)
本プログラム番号が実行されると Meter が表示され、CH1 のチャンネル選択ボタンが点灯し、7seg LED に CH1 の
現在の TRIM 値が表示されます。チャンネル選択ボタンを押すことによりその CH が選択され TRIM 値が 7segLED に
表示されます。エンコーダを回すと TRIM が 0.1dB step で± 1.5dB の範囲で変化するので、各 CH で Meter Level が -
18dB となるように TRIM 値を手動調整していきます。
ターミナルソフトには以下の様に表示されます。
DIAG [05] TRIM PRESET MEASURING ...
Please push +48v SW, if measurement is completed.
[+48V]キーを押すと調整を終了し、FLASH MEMORY にこの値を書込み、7 seg LED に[d06]が点滅します。
3. [d10]メモリーのイニシャライズ
GAINエンコーダでテストプログラム番号[d10] を選択し、 [+48V]キーを押すとメモリーのイニシャライズが実行さ
れます。また、ターミナルソフトから、
AD8HR_DIAG>A
と入力しても実行されます。 (Enter 入力不要)
本プログラム番号が実行されると、ターミナルソフトに以下の様に表示されます。
DIAG [10] MEMORY INITIALIZE ... DONE
AD8HR_DIAG>
4. [d11]プログラムのバージョンの表示
GAIN エンコーダでテストプログラム番号[d11]を選択し、 [+48V]キーを押すとプログラムのバージョンが 7segLED
に約 1 秒間表示されます。また、ターミナルソフトから、
AD8HR_DIAG>ver
と入力しても実行されます。
ターミナルソフトにも、
AD8HR software version is v x.xx (x.xx: バージョン)
AD8HR_DIAG>
のように表示されます。
検査では実行する必要はありません。
52