Fujitsu PRIMERGY User Manual
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Scsi card
Table of Contents

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P3FY-1340-01
PRIMERGY
SCSIカード (PG-123)
SCSI Card (PG-123)
J
USER'S GUIDE
E

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Table of Contents
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Summary of Contents for Fujitsu PRIMERGY

  • Page 1 P3FY-1340-01 PRIMERGY SCSIカード (PG-123) SCSI Card (PG-123) USER'S GUIDE...
  • Page 2 はじめに このたびは、弊社のSCSIカード PG-123(以後、本カードと呼びます) をお 買い上げいただき、まことにありがとうございます。 ご使用になる前に本書をよくお読みになり、正しい取り扱いをされますよう お願いいたします。 2001年2月 梱包物を確認してください お使いになる前に、次のものが梱包されていることをお確かめください。 万一足りないものがございましたら、おそれいりますが、お買い上げの販売 店または最寄りの弊社パーソナルエコーセンターまでお申し付けください。 ハードウェア ●本カード (PG-123) ドキュメント ●取扱説明書(本書) その他 ●保証書 Adaptecは、Adaptec社の登録商標です。 Microsoft、Windows、MS、MS-DOSは、米国Microsoft Corporationの米国および その他の国における登録商標です。 その他の各製品名は、各社の商標、または登録商標です。 その他の各製品は、各社の著作物です。 All Rights Reserved, Copyright 富士通株式会社 2001...
  • Page 3 安全上のご注意  ご使用の前に、この「安全上のご注意」とマニュアル類をよくお読みにな り、内容をよくご理解のうえ、正しく製品をご使用ください。 なお、本説明書では安全上の注意点を、以下のマークとともに表示していま す。 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡 警告 する可能性または重傷を負う可能性があることを示してい ます。 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害 注意 を負う可能性があること、および物的損害のみが発生する 可能性があることを示しています。 マーク 内容 警告 ■ 本製品を改造しないでください。火災・感電の原因となりま す。 ■ 近くで雷が発生した時は、サーバ本体の電源コードや本カー ドの外部接続コードを抜いてください。そのまま使用する と、雷によっては機器破損、火災の原因となります。 -------------------------------------------------------------------------------------- ■ 本カードをサーバ本体に着脱する際には、安全のためサーバ 本体および接続されている機器の電源を切り、電源プラグを コンセントから抜いた後で行ってください。電源を入れたま まカードの着脱を行うと、装置の故障・発煙などが起こる可 能性があり、また感電の原因となります。 -------------------------------------------------------------------------------------- ■ 機器を移動する場合は、必ず機器の外部に接続されている コード類(本製品に接続されているコード類を含む)をすべ てはずしてください。コード類が傷つき火災・感電の原因と なること、機器が落ちたり倒れたりしてケガの原因となるこ とがあります。 ■ 製品は精密に作られていますので、高温・低温・多湿・直射 注意 日光など極端な条件での使用・保管は避けてください。ま...
  • Page 4: Table Of Contents

    目次 1 概要.............. 1 2 セットアップ ..........3 2.1 接続の前に ................3 2.2 接続方法 ................5 3 コンフィグレーション ......... 7 3.1 サーバ本体のコンフィグレーション ........7 3.2 SCSI Select ユーティリティの起動と終了 ......8 3.3 本カードのコンフィグレーション (SCSI Select ユーティリティ) ..........10 3.4 複数のSCSIカードの構成 ..........18 4 トラブルシューティング...
  • Page 5: 概要

    1 概要 本カードは、PRIMERGY(以後、サーバ本体と呼びます)用のSCSIカードで す。サーバ本体のPCIバスとDifferential対応外付SCSIデバイスとの間のインタ フェースとして機能します。 ポイント 本カードは、Differential対応外付SCSIデバイス (以後SCSIデバイスと呼び ます) のみをサポートしております。本カードを損傷する恐れがありますの で、Single-End対応SCSIデバイスは接続しないでください。接続するSCSI デバイスがDifferential対応かSingle-End対応かわからない場合は、SCSIデ バイスの取扱説明書を参照してください。 本カードはSCSI Select ユーティリティが搭載されており、カードの設定を容 易に変更することができます。 概略仕様を以下に示します。 概略仕様 メーカ型名 AHA−2944UW カード種類 SCSI−3準拠* バスインタフェース PCI V2.1準拠 外部インタフェース Ultra Wide Differential データ転送方式 バスマスターDMA SCSIコントローラ AIC−7880 SCSIチャネル数 カード1枚につき1チャネル 最大転送速度 同期:40MB/s、非同期:6MB/s コネクタ 内蔵SCSIデバイス用68ピンコネクタ (未サポート) 内蔵SCSIデバイス用50ピンコネクタ...
  • Page 6 図1-1に本カードの外観図を示します。 内蔵SCSI デバイス用 50ピンコネクタ ジャンパJ2 内蔵SCSI およびジャンパJ4 デバイス用 68ピンコネクタ LEDコネクタ ホスト アダプタ 外付SCSI デバイス用 68ピンコネクタ AIC-7880 SCSIプロトコルチップ 図1-1. 外観図 ポイント ・ 本カードでは、外付SCSIデバイス用68ピンコネクタのみをサポートし ておりますので、他のSCSIコネクタへSCSIデバイスを接続しないでく ださい。 ・ 本カード上のジャンパJ2およびジャンパJ4は、ショート状態 (デフォル ト設定) のまま、変更しないでください。...
  • Page 7: セットアップ

    2 セットアップ 2.1 接続の前に 本カードとSCSIデバイスをインストールする前に、ここで説明するSCSIの基 本的概念を理解しておいてください。この概念説明は、本カードとSCSIデバ イスをセットアップし、正しく機能させる上で必要です。 SCSI ID番号 本カード自体はもちろん、本カードに接続されるすべてのSCSIデバイスに、 0∼15の独自のSCSI IDをそれぞれ割当てなければなりません。SCSI IDは下記 の2つの目的のために使用されます。 SCSIバスにあるそれぞれのSCSIデバイスを独自に定義するため SCSIバスでのSCSIデバイスの優先順位を決めるため 本カードに接続されたSCSIデバイスの場合もSCSI ID 7が最高の優先順位とな ります。残りのIDは、降順で6∼0と15∼8の優先順位となります。 ポイント SCSI IDには、SCSIデバイスを本カードにケーブル接続する順番を示す働 きはありません。 本カードのIDは、デフォルト設定のSCSI ID 7のままにしておくようにお奬め します。何らかの理由で、本カードのSCSI IDを変更しなければならない場合 は、「3.3 本カードのコンフィグレーション(SCSI Selectユーティリティ)」 をお読みください。ハードディスクやその他のSCSIデバイスのSCSI IDを変更 する場合は、各SCSIデバイスの取扱説明書を参照してください。 ポイント 本カードに接続されているSCSIデバイスからシステムをブートする場合 は、SCSI Select ユーティリティのBoot Target ID設定を、ブートを開始し たいSCSIデバイスのSCSI IDと対応するようにします。...
  • Page 8 SCSIターミネータおよびケーブル 信頼性の高い通信を確保するためには、品質のよいケーブルを使用するこ と、SCSIターミネータ(終端抵抗とも呼ばれます)を使い、SCSIバスの両端 を正しく終端することが重要です。SCSIバスにおいては、SCSIバスの両端に あるSCSIデバイスではSCSIターミネータを有効にし、この間にあるすべての SCSIデバイスでは、SCSIターミネータを無効にする必要があります。 ポイント 本カード上のSCSIターミネータに常に電源を供給し、SCSIターミネータを 有効にさせるため、本カード上のジャンパJ2およびジャンパJ4は、ショー ト状態 (デフォルト設定) のまま、変更しないでください。 I 本カードでの終端 本カードのSCSIターミネータは、SCSI Select ユーティリティを使って設定し ます。デフォルト設定の「Automatic」のまま変更しないでください。 ポイント 本カード上のジャンパJ2およびジャンパJ4をショート状態にしているため 本カード上のSCSIターミネータは、常に有効となります。 I SCSIデバイスの終端 各SCSIデバイスの終端を有効にするか無効にするかを判断する方法について は、それぞれのSCSIデバイスの取扱説明書をお読みください。 I SCSIケーブル SCSIデバイスを接続するために必要なケーブルは、安全な運用を行うための 重要なコンポーネントですので、必ず富士通純正品をご使用ください。 ポイント 複数のSCSIデバイスを本カードに接続する場合は、SCSIケーブルの総全長 は20メートルを超えないようにし、信頼性の高い運用が確保できるように してください。...
  • Page 9: 接続方法

    2.2 接続方法 警告 取り付けや取り外しをするときは、各装置 (サーバ本体、周辺機器 感電 など)  の電源を切り、電源コードをコンセントから取り外してく ださい。感電の原因となります。 ポイント ・本カードの取り付けと、SCSIデバイスの接続が終了してから、サーバ 本体、周辺装置およびSCSIデバイスに電源コードを接続します。 ・サーバ本体、周辺装置およびSCSIデバイスの電源を入れる際には各装 置の取扱説明書をよく読んでから行ってください。 ・本カードでは、外付SCSIデバイス用68ピンコネクタのみサポートして おります。 ・本カードでは、Differential対応外付SCSIデバイスのみをサポートして おります。Single-End対応SCSIデバイスは接続しないでください。 I 本カードの取り付け 本カードを取り付けるには、下記の手順に従ってください。 ポイント 本カードなどの拡張カードをインストールするときの特別の操作や指示に ついては、サーバ本体の取扱説明書を参照してください。 1) サーバ本体と周辺装置の電源を切り、電源コードを外してください。 2) サーバ本体のカバーを取り外します。 3) バスマスタデータ転送機能をサポートする未使用の32ビットPCIスロット を捜します。ネジを外し、カードスロットの開口部を覆っているブラケッ トを外します。(ネジはサーバ本体に本カードを固定するときに使用する ので、なくさないようにしまっておいてください。) 4) PCIスロットの中に本カードを差し込みます。接触部がPCIスロットにき ちんとはまるように、しっかり押し込んでください。 5) 本カードがPCIスロットにしっかり固定されたら、手順 3で取り外したネ ジを使い、本カードのブラケットを固定します。...
  • Page 10 6) すべての電源スイッチがオフになっていることを確認し、サーバ本体のカ バーを戻します。 ■ SCSIデバイスの接続 1)本カードには、最大15台までのSCSIデバイスを接続することができま す。 2)接続したいSCSIデバイスの電源を切り、電源コードを外してください。 3)SCSIデバイスのSCSI IDとSCSIターミネータを設定します。(SCSIケーブ ルに接続される最端のSCSIデバイスのSCSIターミネータ設定を有効に し、他のSCSIデバイスのSCSIターミネータ設定は無効にします。) 4)SCSIケーブルの一端のコネクタを、本カードの外付SCSIデバイス用68ピ ンコネクタに接続します。 5)SCSIケーブルの他端のコネクタを、SCSIデバイスのコネクタに接続しま す。 6)他のSCSIデバイスを接続する場合は、それぞれ直前のSCSIデバイスに SCSIケーブルを接続していき、すべてのSCSIデバイスが全体として、ひ とつなぎになるように接続します。...
  • Page 11: コンフィグレーション

    3 コンフィグレーション 3.1 サーバ本体のコンフィグレーション 本カードをインストールした後も、サーバ本体が本カードを認識しない場 合、サーバ本体のBIOSセットアップユーティリティを実行し、PCIコンフィ グレーションパラメータをチェックします。通常は、サーバ本体をブートす るときに、指定のキーを組み合わせて押すことでBIOSセットアップユーティ リティを起動することができます。下記に、BIOSセットアップユーティリ ティを実行するときに行わなければならないことを示します。 ポイント サーバ本体のオプションの中には、決められたPCIバススロットに対しての み有効なものがあります。オプションを変更する場合は、必ず本カードが インストールされているPCIスロットのオプションを設定するようにしてく ださい。どのPCIスロットがそれぞれの番号に対応しているか確実にわから ない場合は、サーバ本体の取扱説明書を参照してください。 ・ サーバ本体のBIOSセットアップユーティリティにInterrupt Typeまたは Interrupt Lineオプションがある場合は、Int-AまたはInterrupt Type = A を選択してあるか確認してください。マザーボードのジャンパ設定を 変更しなければならない場合があります。 ・ Triggering Interruptオプションがある場合は、必ずLevelを選択してくだ さい。 ・ PCIスロットのバスマスタリング機能を有効、無効にするオプションが ある場合は、必ず有効を選択してください。 ・ 個々のPCIスロットを有効、無効にするオプションがある場合は、本 カードがインストールされているPCIスロットを、有効にしてくださ い。 ・ ISA/EISAボードとPCIボードが組み合わせて使用されている場合は、 ISA/EISAボードのリソースの予約を行い、システムBIOSがこれらの IRQを他のPCIボードに割り当てることがないようにしてください。...
  • Page 12: Scsi Select ユーティリティの起動と終了

    3.2 SCSI Select ユーティリティの起動と終了 ■ SCSI Select ユーティリティの起動方法 1) サーバ本体のブート時、下記の画面が表示されている間に、〔Ctrl〕+ 〔A〕キーを押すとSCSI Select ユーティリティを起動することができま す。 Adaptec AHA-2944 Ultra W BIOS v*.** (c)1996 Adaptec, Inc. All Rights Reserved.    Press <Ctrl> <A> for SCSI Select (TM) Utility! 2) 最初に表示される下記のメニュー画面に、Configure/View Host Adapter Settings とSCSI Disk Utilities の2つのオプションが表示されます。 Adaptec AHA-2944 Ultra W  SCSI Slect (TM)  Utility v*.** Options Configure/View Host Adapter Settings...
  • Page 13 2) SCSI Select ユーティリティ内の設定値を変更した場合は、「Save Changes Made?」のメッセージが表示されますので、保存の必要がある場合は 「yes」、必要がない場合は「No」にカーソルを合わせ[Enter]キーを押し てください。その後、[Esc]キーを押してください。 (なお、設定値を変更していない場合は、「Save Changes Made?」のメッ セージは、表示されません) 3) 「Exit Utility?」のメッセージが表示されたら「yes」にカーソルを合わ せ、[Enter]キーを押します。 4) 「Please press any key to reboot」のメッセージが表示されたら、いずれか のキーを押します。 5) サーバ本体がリブートされます。 ポイント SCSI Select ユーティリティ内の設定値を変更した場合は、サーバ 本体をリブートしなければ、変更した設定値は有効となりませ ん。...
  • Page 14: 本カードのコンフィグレーション (Scsi Select ユーティリティ)

    3.3 本カードのコンフィグレーション (SCSI Select ユーティリティ) 本カード上のメモリにSCSI Select ユーティリティが入っています。このユー ティリティにより、サーバ本体を開けたり、ボードを操作したりせずに、本 カードの設定を変更することができます。また、SCSI Select ユーティリティに はSCSIディスクユーティリティも入っており、SCSIハードディスクドライブ のディスクメディアを低レベルフォーマットしたり、検査したりすることが できます。 (1) Configure/View Host Adapter Settings ■ デフォルト設定 本カードは、下表に示すようにデフォルト設定されています。このデフォル ト設定を変更する必要がない場合は、SCSI Select ユーティリティを実行する必 要はありません。 設定の内容については、本書下記の各設定の説明を参照してください。 SCSI Bus Interface Definitions デフォルト設定 Host Adapter SCSI ID SCSI Parity Checking Enabled Host Adapter SCSI Termination* Automatic...
  • Page 15 Advanced Configuration Options デフォルト設定 Reset SCSI Bus at IC Initialization Enabled Host Adapter BIOS (Configuration Utility Reserves BIOS Space) Enabled Support Removable Disks Under BIOS as Fixed Disks* Boot only Extended BIOS Translation for DOS Drives > 1 GByte* Enabled Display <Ctrl-A>...
  • Page 16 2) Boot Device Configuration ブートデバイスを設定することで、どのSCSIデバイスからサーバ本体をブー トするか指定することができます。 ・ Boot Target ID このオプションにより、どのSCSIデバイスからブートしたいか、SCSI IDで指定することができます。デフォルト設定はSCSI ID「0」です。 ここで選択されたSCSI IDはブートデバイスで構成されたIDと対応しな ければなりません。 ・ Boot LUN Number ブートデバイスに複数のLUN(Logical Unit Numbers)とMultiple LUN Supportが「Enabled」になっている場合、このオプションを使用するこ とで、どのブートデバイスからブートするか指定することができま す。デフォルト設定はLUN「0」です。 3) SCSI Device Configuration (#0∼#15) このオプションにより、SCSIバスにある各SCSIデバイスに特定のパラメータ を構成することができます。SCSIデバイスを構成するには、そのSCSIデバイ スに割り当てられているSCSI IDを知っていなければなりません。 ・ Initiate Sync Negotiation このオプションを使用することで、SCSIデバイスと本カードの間での...
  • Page 17 ポイント 旧型のSCSI-1デバイスの中には、同期ネゴシエーションをサポートしない ものもあり、このような場合に同期ネゴシエーションの開始を 「yes」 に設定 してあると、コンピュータの操作状態がエラーとなったり、ハングアップ したりする原因となります。このような旧型のSCSI-1デバイスに対して は、同期ネゴシエーションの開始を 「no」 に設定してください。 ・ Maximum Sync Transfer Rate このオプションを使用することで、本カードがサポートする最高同期 転送速度を設定することができます。デフォルト設定は、 「 40.0MB/s」 です。 本カードはUltraWideSCSIの最高値である40.0MB/sの速度までサポート します。使用しているSCSIデバイスがUltraWideSCSIデバイスの場合 は、40.0MB/sの最高値まで使用することができます(Support for Ultra SCSI Speedが「Enabled」およびInitiate Wide Negotiationが「yes」に設 定されている場合)。SCSIデバイスがFastWideSCSIデバイスの場合 は、最高値は20.0 MB/sとなります。 本カードが同期データ転送をネゴシエーションしないように設定され ている場合は(つまり、Initiate Sync Negotiationの開始が「no」に設定 されている場合)、最高同期転送速度は本カードがネゴシエーション 中にSCSIデバイスから受け入れる最高速度となります。 ・ Enable Disconnection このオプションにより、本カードを使用することで、SCSIデバイスを...
  • Page 18 ・ Send Start Unit Command ポイント 本カードを使用する際は、必ず 「yes」 に設定してください。 このオプションを「yes」にすることで、システムをブートしたとき に、スタートユニットコマンドをSCSIデバイスに送るかどうかを決め ることができます。デフォルト設定は「yes」です。 このオプションを「yes」にしてあるときには、サーバ本体をブートし たときに、本カードが一度に1つずつSCSIデバイスを起動できるように し、サーバ本体の電源にかかる荷重を低減することができます。 「no」に設定されているときには、ブートアップ時に、SCSIデバイス すべてが一緒に電源オンとなります。ほとんどのSCSIデバイスでは、 コマンドに対して応答できるように、前もってジャンパを設定してお かなければなりません。 ・ Include in BIOS Scan このオプションを「yes」にすることで、デバイスドライバソフト無し でも、SCSIバスに接続されたInt 13hデバイス(ハードディスクドライ ブ)が、Host Adapter BIOSにより認識されて、システムの装置として 組み込まれます。デフォルト設定は「yes」です。 「no」に設定した場合には、SCSIデバイスを制御するために、別途デ バイスドライバソフトが必要になります。 4) Advanced Configuration Options. アドバンストコンフィグレーションの設定は、どうしても変更しなければな らない場合を除き、変更しないでください。 ・ Reset SCSI Bus at IC Initialization このオプションにより、電源投入時の初期化中やハードリセット後に...
  • Page 19 ・ Host Adapter BIOS (Configuration Utility Reserves BIOS Space) このオプションにより、SCSI-BIOSを「Enabled」、「Disabled」にす ることができます。デフォルト設定は「Enabled」です。 ポイント Host Adapter BIOSが 「Enabled」 になっていない限り、有効とならない SCSI Select ユーティリティオプションがあります。 ( 「3.3 本カードのコンフィグレーション (SCSI Select ユーティリ ティ) 」 、(1) Configure/View Host Adapter Settingsの、■ デフォルト 設定の表をご参照ください。) 本カードに接続されているSCSIデバイスからブートする場合は、必ず Host Adapter BIOSを「Enabled」にしてください。SCSIバスにある周辺 装置がすべてデバイスドライバで制御され、Host Adapter BIOSを必要 としない場合は、Host Adapter BIOSは「Disabled」にしてください。...
  • Page 20 ・ Extended BIOS Translation for DOS Drives > 1 GByte このオプションにより、拡張変換機能は1GBより大きい容量を持つ SCSIハードディスクを使用できるようになります。デフォルト設定は 「Enabled」です。 ポイント 変換機能を変更する場合は、まずディスクドライブのバックアップを 取っておいてください。変換機能を別の変換機能に変えるとすべての データは消えます。 SCSIカードの標準変換機能では、最高1GBの容量を使用することができま す。1GBより大きい容量のディスクドライブをサポートできるように、本 カードには拡張変換機能が入っています。拡張変換機能は、MS-DOS 5.0以上 でのみ使用することができます。本カードでミラーリングを行う場合には、 本設定をサーバ本体と同じ設定にしてください。 1GBより大きいディスクドライブで区画を設定するときには、通常行ってい るように、MS-DOS fdisk ユーティリティを使用してください。拡張変換では シリンダのサイズは、8MBまで増やすことができるため、選択するパーティ ションサイズは、8MBの倍数でなければなりません。8MBの倍数以外のサ イズを要求すると、 fdisk が8MBの倍数に最も近い数字に丸めます。 ・ Display <Ctrl-A> Message During BIOS Initialization このオプションにより、システムブートアップ時に、「 Press <Ctrl>...
  • Page 21 ・ BIOS Support for Int13 Extensions このオプションにより、Host Adapter BIOSが1024シリンダより大きい 容量のディスクをサポートするかどうかを決めることができます。デ フォルト設定は「Enabled」です。 ・ Support for Ultra SCSI Speed このオプションにより、本カードはUltra Wide SCSI (20.0, 26.8, 32.0, 40.0MB/sの転送速度) をサポートします(接続するSCSIデバイスが Ultra Wide SCSIの場合)。デフォルト設定は「Enabled」です。 (2) SCSI Disk Utilities ■ SCSIディスクユーティリティの使用方法 SCSIディスクユーティリティを使用したい場合は、SCSI Select ユーティリ ティ開始後に表示されるメニューからSCSI Disk Utilitiesオプションを選択し てください(「3.2 SCSI Select ユーティリティの起動と終了」をご参照くだ...
  • Page 22: 複数のScsiカードの構成

    ・ Verify Disk Media このユーティリティを使用することで、ハードディスクドライブに欠 陥がないかスキャンすることができます。このユーティリティがメ ディアに不良ブロックを発見すると、再度ブロックを割当て直すよう にプロンプトを出します。 yes を選択すると、これらのブロックはも はや使用することができなくなります。[Esc]キーを押せば、いつでも このユーティリティを終了させることができます。 3.4 複数のSCSIカードの構成 サーバ本体に複数のSCSIカードをインストールし、複数のSCSIチャンネルを 使用することができます。インストールとセットアップはSCSIカードを1つ導 入する場合と同じです。ただし、サーバ本体により使用可能なPCIバススロッ トの数に制限があります。 サーバ本体に複数のSCSIカードを使用する場合は、下記の点を配慮してくだ さい。 ・ SCSI Select ユーティリティを実行しているときには、ユーティリティが 複数のSCSIカードをサーバ本体で使用していると判断した場合、各 SCSIカードのPCIバス番号とPCIデバイス番号を表示します。 設定を変更したい場合は、SCSIカードのPCIバス番号とPCIデバイス番 号を〔↑〕と〔↓〕の矢印キーで選択し[Enter]を押します。...
  • Page 23: トラブルシューティング

    4 トラブルシューティング 4.1 チェックポイント SCSIカードに関するほとんどの問題点は、SCSIデバイスを接続したり、セッ トアップしたりするときのミスが原因です。使用中に問題が発生した場合に は、まず下記の点をチェックしてください。 ・ SCSIケーブルや電源コードは正しく接続されていますか? ・ バスマスタをサポートしたPCIバススロットに正しく組み込まれていま すか? ・ SCSI IDは重複していませんか? ・ SCSIターミネータは正しく設定されていますか? ・ サーバ本体のBIOSセットアップは正しく設定されていますか? ・ SCSIカードとSCSIデバイスのパリティ機能はすべて同じ設定になって いますか? ・ UltraSCSI対応でないデバイスのみを使用しているのにかかわらず、 Support for Ultra SCSI Speedを「Enabled」 にしていませんか? ・ Differential対応以外の外付SCSIデバイスを接続していませんか? (本カードは、Differential対応専用のSCSIカードです。) 以上の点を確認しても、問題点が解決しない場合は、下記の説明に進んでく ださい。 ・ SCSIカードをセットアップするに当たって変更した内容が、電源を再 投入した後も正しく設定されているか確認しましたか。 ・ Format / Verifyユーティリティをディスクデバイスで使用しようとした が、"Unexpected SCSI Command Failure"というメッセージのポップ...
  • Page 24 問題の原因と解決を示すセンスキー情報から判断することができます。下記 によく表示されるセンスキーの値とその意味を示します。 − 02h - Not ready メディアはフォーマットの準備ができていません。メディアがドライブに 挿入され、スピンアップされたか確認してください。 − 03h - Medium error ディスクメディアに欠陥があると推定されます。欠陥がリムーバブル・メ ディアドライブにある場合は、別のディスクメディアを使用するようにし てください。ハードディスクドライブに欠陥がある場合は、ディスク自体 が物理的に損傷していることが考えられます。SCSI Select ユーティリティ でメディアを検査し、フォーマットしてください。 − 04h - Hardware error ディスクドライブに欠陥があると推定されます。ディスクドライブのメー カーに問い合わせてください。 − 06h - Unit attention リムーバブル・メディアが書き込み保護されている可能性があります。書 き込み保護機能を無効にし、再度ユーティリティを実行します。...
  • Page 25: Biosエラーメッセージ

    4.2 BIOSエラーメッセージ Host Adapter BIOSが「Enabled」になっているが、初期化することができない 場合、システムはBIOS Installation Failureメッセージの後にエラーメッセージ を表示します。下記にエラーメッセージの例と、その意味を示します。 Device connected, but not ready. このメッセージは、本カードがインストール済みのSCSIデバイスからデータ を要求したときに、本カードが何の応答も受信しなかった場合に表示されま す。SCSI Select ユーティリティの「Send Start Unit Command」を「yes」に設 定してみてください。 メッセージが表示されたままになっている場合は、ディスクドライブのメー カーの指示に従い、電源のスイッチがオンになった場合にドライブがスピン アップするように設定してください。 Start unit request failed. BIOSはSCSIデバイスにスタートユニットコマンドを送ることができません。 SCSI Select ユーティリティを実行し、そのSCSIデバイスの「Send Start Unit Command」を「no」にしてください。 Time-out failure during ..予期しないタイムアウトが発生しました。SCSIバスの終端をチェックしてく...
  • Page 26: お問合せになる前に

    4.3 お問合せになる前に 以上のチェックポイントに問題がない場合には、弊社のサポート窓口までお 問い合せください。その際には、迅速なサポートをおこなうため、以下の事 柄を事前に確認しておいてください。 − 不具合の具体的な内容と発生までの手順 − サーバ本体のモデル名および型名 − サーバ本体に搭載されているカードの種類と各カードの設定 − オペレーティングシステムの製品名と版数 − 使用しているデバイスドライバの版数 − その他、購入時からのハードウェアおよびソフトウェアの変更点など...
  • Page 27 Microsoft, Windows, MS, and MS-DOS are trademarks of Microsoft Corp. of the United States, regis- tered in the United States and other countries. Other product names are trademarks or registered trademarks of their respective owners. Other products are copyrights of their respective owners. All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 2001...
  • Page 28 Safety Precautions Before using the card, carefully read these Notes on Use and the related manual, thoroughly understand the information contained in the manual, and use the product correctly. This document uses the following two safety categories and their associated icons: Denotes that ignoring information or incorrect use in WARNING this category may result in death or serious personal...
  • Page 29 Contents 1 Overview ............1 2 Setup ............3 2.1 Before Connection .............. 3 2.2 Connection Method ............5 3 Configuration ..........7 3.1 SERVER Configuration ............7 3.2 Activating and terminating the SCSISelect Utility ....8 3.3 This Card Configuration (SCSISelect Utility) ....10 3.4 Configuring Two or More SCSI Cards ......
  • Page 31: Overview

    1 Overview This card is for use with the PRIMERGY (simply called "SERVER"). This card functions as an interface between the PCI bus of the server and an external differential SCSI device. Note This card supports the externally connected differential SCSI device (hereinafter called "SCSI device") only.
  • Page 32 Figure 1-1 shows an outward appearance of this card. 50-pin connector for built-in SCSI device 68-pin connector Jumper J2, for built-in SCSI Jumper J4 device LED connector Host adapter LED 68-pin connector for external SCSI device AIC-7880 SCSI protocol chip Figure 1-1 Outward appearance Notes ・...
  • Page 33: Setup

    2. Setup 2.1 Before Connection Before installing your this card and SCSI devices, you should understand the basic concept of the SCSI, which is described in this section. This information will help you set up your this card and SCSI devices so that they function properly. SCSI ID numbers All SCSI devices attached to this card, as well as this card itself, must have a unique SCSI ID between 0 to 15.
  • Page 34 ISCSI cables Since the cables that connect the SCSI devices are important components in ensuring stable operation, be sure to use Fujitsu products. Note When connecting two or more SCSI devices to this card, ensure reliable operation by limiting the combined total length of SCSI cables to a maximum...
  • Page 35: Connection Method

    2.2 Connection Method WARNING When installing or removing this card, turn off the power of each device (SERVER and peripheral equipment), and remove the cord from the outlet. Otherwise, it causes an electrical shock. Notes ・ Connect the power cords to SERVER, peripheral equipment, and SCSI device after the installation of this card and connection to the SCSI device are completed.
  • Page 36 Connection of SCSI device 1) Up to 15 SCSI devices can be connected to this card. 2) Turn off the power to the SCSI devices to be connected and remove the power cord from the outlet. 3) Set up the SCSI IDs and the terminators of SCSI devices. (Validate the terminator setting of SCSI device that is connected at the end of SCSI cable.
  • Page 37: Configuration

    3. Configuration 3.1 SERVER Configuration If SERVER does not recognize this card after this card has been installed, run the SERVER BIOS setup utility and check the PCI configuration parameters. Usually, you can do this by pressing specified key combinations when your SERVER is booting.
  • Page 38: Activating And Terminating The Scsiselect Utility

    3.2 Activating and terminating the SCSISelect Utility Activation of the SCSISelect utility 1) While the following prompt is displayed at the SERVER bootup, press the [Ctrl] + [A] key to activate the SCSISelect utility. Adaptec AHA-2944 Ultra W BIOS v*.*** (c)1996 Adaptec, Inc.All Rights Reserved.
  • Page 39 2) When the setting value in the SCSISelect utility is changed, a message "Save Change Made?" is displayed. To save it, move the cursor to [Yes]. To abandon it, move the cursor to [No]. Then, press the [Enter] key. Finally, press [Esc] key. (If the setting value is not changed, a message "Save Change Made?"...
  • Page 40: This Card Configuration (Scsiselect Utility)

    3.3 This Card Configuration (SCSISelect Utility) This card contains the SCSISelect utility in this card's memory. This utility can change this card settings without removing the SERVER cover or physically setting the board. SCSISelect utility contains a SCSI disk utilities that can perform low-level formatting and check the disk medium in a SCSI hard disk drive.
  • Page 41 Advanced Configuration Options Default setting Reset SCSI Bus at IC Initialization Enabled Host Adapter BIOS (Configuration Utility Reserves Enabled BIOS Space) Support Removable Disks Under BIOS as Fixed Disks * Boot only Extended BIOS Translation for DOS Drivers > 1 Gbyte * Enabled Display <Ctrl-A>...
  • Page 42 2Boot Device Configuration Setting the boot device enables you to specify the SCSI device used to boot your SERVER. ・ Boot Target ID This option allows you to specify which SCSI device you want to boot your SERVER from by using the SCSI ID. The default setting is SCSI ID 「0」. The SCSI ID selected here must correspond to the ID configured for the Boot Device.
  • Page 43 ・ Maximum Sync Transfer Rate Using this option enables you to set the maximum synchronous transfer rate that this card supports. The default setting is 「40.0 MB/s」. This card supports a sync transfer rate up to 40.0 MB/s that is the maximum value of the "Ultra Wide SCSI".
  • Page 44 ・ Send Start Unit Command Note Be sure to set to 「yes」 when using this card. Enabling this option allows you to determine whether a Start Unit command should be sent to the SCSI device when the system is booted. The default setting is 「yes」.
  • Page 45 4Advanced Configuration Options Do not change the Advanced Configuration settings unless absolutely necessary. ・ Reset SCSI Bus at IC Initialization The SCSI bus that is produced during IC initialization after the system is turned on or after the hardware is reset can be reset to 「Enabled」 or 「Disabled」...
  • Page 46 Note When a removable-media SCSI device is controlled by Host Adapter BIOS, never remove the medium while the system is running. Doing so may result in the loss of data. If you want to remove the medium while the system is on, install the device driver and 「Disabled」 this option. ・...
  • Page 47 ・ BIOS Support for Bootable CD-ROM This option allows you to determine whether Host Adapter BIOS supports booting from a CD-ROM drive. The default setting is 「Disabled」. ・ BIOS Support for Int13 Extensions This option allows you to determine whether Host Adapter BIOS supports a disk with more than 1024 cylinders.
  • Page 48: Configuring Two Or More Scsi Cards

    3.4 Configuring Two or More SCSI Cards You can use two or more SCSI channels by installing additional SCSI cards in the SERVER. Installation and setup are performed in the same way as when one SCSI card is installed. Some SERVER restrict the number of PCI bus slots available. When you use two or more SCSI cards for a SERVER, note the points below.
  • Page 49: Troubleshooting

    4. Troubleshooting 4.1 Checkpoints Most problems concerning the SCSI card occur during SCSI device connection or setup. If you have a problem while the card is in use, check these items first: ・ Are the SCSI cables and power cord properly connected? ・...
  • Page 50 − 03h - Medium error The disk medium failed. If a failure occurs with a removable-media drive, use another disk medium. If a hard disk drive fails, it is assumed that the disk itself is physically damaged. Use SCSISelect utility to check and format the medium. −...
  • Page 51: Bios Error Messages

    4.2 BIOS Error Messages If Host Adapter BIOS is enabled, but cannot be initialized, the system displays an error message after the message "BIOS Installation Failure." Examples and meanings of these error messages are given below: Device connected, but not ready. This message is displayed if one of the channels does not receive a response when this card requests data from an installed SCSI device.
  • Page 52: Before Contacting Us

    4.3 Before Contacting Us When a problem cannot be resolved by following these checkpoints, contact the sales outlet where you purchased the product. To ensure quick support, make a list of the following items: − Detailed information about the failure and your actions immediately before the failure −...
  • Page 53 FCC Compliance Statement This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC rules. These limits are designed to provide reasonable protection against harmful interference in residential installations. This equipment generates, uses, and can radiate radio frequency energy, and if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications.
  • Page 54 MEMO...
  • Page 55 ●落丁、乱丁本は、お取り替えいたします。 ●Information provided in this document is subject to change without prior notice. ●Fujitsu does not assume any liability for infringement of third party patents and any other rights caused by abuse of information provided in this document. ●Transcription without prior permission is prohibited.
  • Page 56 このマニュアルは再生紙を使用しています。...

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