Husqvarna Multi Sling Operator's Manual page 65

支持構造物周りでの本製品の使用
本製品は、EN 358 規格に記載されているワークポジシ
ョニングシステムまたは固定システムでの使用に対応し
ています。
1. カラビナ（C）を使用して、本製品のアイエンド接続
部（A）をハーネスのサスペンションアイ（B）につ
なぎます。 (図 6)
2. 支持構造物の周りで本製品を使用する場合は、もう
一方の端を下記のいずれかの構成で接続します。
a) ハーネスのサスペンションアイと本製品のリン
グエンド接続部にカラビナを通す。 (図 7)
b) ハーネスのサスペンションアイと本製品のアイ
エンド接続部にカラビナを通す。 (図 8)
墜落制止システムでの本製品の使用
本製品は、EN 363 規格に記載されている墜落制止シス
テムでの使用に対応しています。本製品とともにショッ
クアブソーバーと墜落制止ハーネスが必要です。ショッ
クアブソーバーは EN 355 に準拠し、 動的な力を 6 kN 以
下まで低減するものでなければなりません。
警告：
墜落制止システムでは、ショック
アブソーバーなしで本製品を使用しないで
ください。
警告：
墜落制止システムの身体保持器具
には墜落制止ハーネスのみを使用してくだ
さい。
警告：
墜落した場合の負傷を防止するた
め、 作業者の下に 7 m の空間を確保してくだ
さい。
1. ショックアブソーバーに付属するメーカーの取扱説
明書をお読みください。製品とショックアブソーバ
ーに互換性があり、使用する構成に対応しているこ
とを確認してください。
2. カラビナ（C）を使用して、ショックアブソーバー
（A）を製品（B）のアイエンド接続部に取り付けま
す。 (図 9)
3. ショックアブソーバー（A）のもう一方の端を、アン
カーデバイスまたはアンカーポイントに取り付けま
アンカーデバイスまたはアンカーポイントの選
す。
択 65 ページ を参照してください。
4. 製品のもう一方の端を、墜落制止ハーネスのサスペ
ンションアイに取り付けます。対応するサスペンシ
ョンアイには、墜落制止ハーネス上に「A」の文字が
記されています。
警告：
以下の間隔で製品を点検してくだ
さい。不具合を特定しないと重傷や死亡事
故につながる可能性があります。
1781 - 003 - 13.06.2022
アンカーデバイスまたはアンカーポイントの
選択
アンカーデバイスは部品です。アンカーポイントは、製
品を取り付ける支持構造物やシステムの位置です。下記
の手順において、アンカーデバイスという用語は本製品
ではなく補助部品を指します。
• アンカーデバイスまたはアンカーポイントが 10 kN
の力を保持できることを確認します。
• アンカーデバイスまたはアンカーポイントが、常に
作業者の腰の高さ以上の位置にあることを確認しま
す。
• 自由落下が可能で墜落の高さが最小限となるように
アンカーデバイスの位置またはアンカーポイントを
選択します。
• 墜落した場合に振り子のように動かないアンカーデ
バイスの位置またはアンカーポイントを選択しま
す。
• 本製品をワークポジショニングシステムで使用する
場合は、アンカーデバイスの位置またはアンカーポ
イントで製品がたわまないことを確認してくださ
い。
• 本製品をワークポジショニングシステムで使用する
場合は、アンカーデバイスの位置またはアンカーポ
イントで 0.6 m を超える動きが生じないことを確認
してください。
• 本製品を固定システムで使用する場合は、墜落リス
クのある端部から離れた安全なアンカーポイントを
選択してください。本製品の使用中は作業者が墜落
リスクのある端部に到達できないようにしなければ
なりません。
• 本製品を墜落制止システムで使用する場合は、アン
カーデバイスの位置またはアンカーポイントが墜落
制止システムの要件を満たすことを確認してくださ
い。
プルージックループとしての本製品の
使用
本製品は、 次の規格に準拠しています：登山用品規格 EN
566:2017 および 樹木栽培作業におけるプルージックル
ープの規格 ANSI Z133-2017。製造時の破断荷重は 22
kN です。
• 本製品を登攀ロープの周りにプルージック結びで固
定します。 (図 10)
警告：
しない場合、必要とされるクランプ効果
や破断荷重が低下します。また、製品の
結び目も破断荷重を低下させます。
製品点検
注記：
その他の製品点検間隔については、国の規制
を参照してください。
本製品を図のように正しく使用
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